嬉しい困りごと、家族で頑張った半年
お子さんが3歳を目前に、
「まだことばが出なくて、こっちの言う事はなんとなくわかっているようなんですけど…
物は投げるは、本人が嫌な時も、なんか笑ってる時も叩いたり噛んだりするし。
男の子だからですか?
他の子ってもっと落ち着いてますよね?」
と相談に来られたご一家。
初めは家で上手くことばを促せなっかったようですが、
2回3回とお子さんとご両親に指導させていただくうちに、お父様もお母様もコツをつかめたようで、
私がお子さんとカードを使った練習をしている間、
「なるほど、あのタイミングで言ったらええんやって。いっつもあのまま聞き流して終わってるやろ?」
「あんなことばも教えていったらええみたいやで」
などご夫婦で気付いたこと、思いついたことを言い合っていらっしゃいました。
月1回の練習で半年がたち、すっかり3語文程度のお話が出来るようになった頃、
「もうね、ママ、パパってうるさいんですよ」
「ずっと喋ってる!」
「今まで叩いたり噛んでたのが全くなくなったんですけど、
抱っこして~!とかやたらべたべた甘えるようになって」
いいですね、この嬉しい悲鳴!
初めはお母様がリードして、子供にどうかかわっていいかわからず子育てはお母様任せの夫婦の関係性が見え隠れしていたのですが、
最近はお父様が積極的にお子さんとのエピソードを語ってくださったり、
「初めて○○って言った言葉聞いたの、俺! ママ、しらんやろ?」
など自慢げに奥様に話している姿も微笑ましく、
奥様も悔しさ半分、「そんな1個、2個で」と笑って
家族みんで頑張った半年、夫婦のきずなも深まったようです。
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